S.R.I(ShiroSano Research Institute)

佐野史郎さんを愛し、佐野さん出演作を研究する研究所

月曜プレミア8 警視庁強行犯係樋口顕 雛菊(2023)

 

 

警視庁強行犯係樋口顕 雛菊

放送データ

放送日:2023年6月26日20時 月曜
制作:テレビ東京 BSテレ東 ユニオン映画
プロデューサー:山鹿達也(テレビ東京
        元信克則(ユニオン映画) 岡本慶章(ユニオン映画)
チーフプロデューサー:中川順平(テレビ東京
原作:今野敏「警視庁強行班係・樋口顕」シリーズ(幻冬舎
脚本:坂上かつえ
監督:金佑彦
音楽:福廣秀一朗
主題歌:ReN「Decision」(ワーナーミュージック・ジャパン)
出演:内藤剛志 矢田亜希子 逢沢りな 佐野岳 片山萌美 小松利昌 斉藤暁
   霧島れいか 生駒里奈 武田航平 瀬戸さおり 金児憲史 
      篠山輝信 オカリナ(おかずクラブ川上麻衣子 榎木孝明 佐野史郎

「樋口顕」放送20周年記念SPとのこと。

作品のあらすじ

主演・内藤剛志×原作・今野敏テレビ東京で放映されている刑事ドラマシリーズの一つ。

今回の事件は芝浦埠頭で絞殺体が見つかったところから始まる。くの字に曲がった遺体より、別の場所で殺害され、長時間かけて車で運ばれてきたとにらむ。

事件の捜査にあたる警視庁捜査一課・強行犯係の樋口顕(内藤剛志)は氏家譲(佐野史郎)の情報で、身元が山下ひろ子(生駒里奈)だと知る。ひろ子は6年前に夫・山下淳史(武田航平)と愛人・菜摘(瀬戸さおり)の間に生まれた子を誘拐した過去があった。その後、山下は菜摘と再婚し、ひろ子は慰謝料を請求。しかしその慰謝料請求は、ひろ子を不憫に思った舅によるもの。当時弁護を担当した草間季衣(霧島れいか)の話では、ひろ子は離婚に消極的で慰謝料も季衣の説得によるものだった。

また調べをすすめるうち、ひろ子は、介護施設に勤務していたが、自ら介護施設を開業する夢を叶えるため退職したばかりだったという。また、ひろ子の家の前で元夫である山下がひろ子と接触を試みていたことが分かり…

ドラマの見どころ(独断と偏見)

今回は、さまざまな【親子】を取り巻く悲しい事件。もっと愛憎渦巻く物語になるかと思いきや…どちらかというと、人のあたたかさとそれを踏みにじる悲劇を描くのがこのシリーズの特徴かなぁと。ミステリードラマ・サスペンスドラマとしてはちょっと物足りなさを感じてしまうのですが…令和の時代、地上波でのアプローチとしてはこれが正解なのでしょう。

とはいえ、今回のスペシャル…帰ってきました氏家さん。おかえりなさい。
スペシャルだとあまり出番ないのでは…と心配になりましたががっつり活躍してくれました。これがとにかく嬉しい…!

樋口の姿を見つけ、寄ってきて

「オレはいつもお前さんの救世主だな。今回も助けてやるぞ!」

だって…!
冒頭からぐっとハートをつかんできますね~!
控えめに言って最高ですよ。

あと、わたしは子供の心に寄り添う氏家さんを見るのが好きですね~もともと所作が柔らかい佐野さんなのですが、子供相手のお芝居はしぐさがさらに優しくなるのよ。
イラスト書きましたんでこちらにのせておきます。


赤ちゃんを抱く手とか、子供の肩に触れてあげたりとか…

あと、お母さんへの説教とか、よかったな。
優しいからこそ、強く言うという…

このドラマは、内藤剛志さん演じるところの樋口が硬くてまじめで控えめなキャラクターなんで、どうしても静かなドラマ展開になってしまうんですよね~。樋口は、めちゃくちゃクズの相手でないと怒りを露わにしないのです。基本的に部下にも犯人にも「諭す」感じ。お坊さん的な(笑)。感情的にならない。


なのでおそらく脚本を書く上では、公務員の割には結構無茶苦茶なこともやったりする氏家さんが動かしやすくなっちゃうんですよね。過去の事件を振り返ってみても、過去にしょっぴいた奴をちょっと脅して情報を得るとか、道化になって情報を集めたり、真実を言わせるためにカマかけたりとかしてますからね…(笑)視聴者の感情を派手に代弁するのも氏家さんの役目かなぁ、と思ったりします。よっておいしいシーンがまぁまぁあるんですよね。わたしは氏家さんラブなので文句ないのですが…内藤さんにも見せ場作ってほしいな~たまに暴れてほしいです!!

なんか新作つくりそうな気配を感じてるんだけどな~どうなりますかね。
じっくりしっかりと脚本練って新作作ってほしいな!


ドラマ自体は配信サイトで簡単にみられますので
サクッとみられるミステリー、ぜひご堪能ください。

佐野史郎さんの役どころデータ

役名:氏家譲(うじいえゆずる)
職業:警視庁生活安全部少年事件課少年事件第三係長…が最新の役職かな
女性関係:バツイチの設定。女や子供には基本優しい。